火縄銃 在銘 藤岡藤七忠勝作 珍品 射的筒 全長120.5cm

------商品説明------
ご覧いただきありがとうございます。
とても珍しい口径9mmの在銘火縄銃の出品です。

藤岡藤七忠勝という名前は名鑑に載ってはいるものの、出身が不明な銃工です。
当火縄銃も含め、鍛巻張と銘を切る火縄銃を造っているのが確認されており、技術の高い銃工なのが伺えます。

■銃身
とても特徴的なのが全長に比べ、9mm口径を持つ銃身。
後年に加工された跡はなく、尾栓も細く造られている事から、当時オリジナルとではないかと思われます。

銃身は全体的に黒錆が良く落ち着いており、凹錆や手に付くような錆の出ていない非常に良いコンディションです。
根元は八角ですが、中腹から銃口にかけて丸銃身に削られていくとても技術のいる加工方法です。
鍛えの良い地鉄が覗く部分もございますが、外部には朽ち込みや凹みが一部見受けられる箇所がございます。
予めご了承くださいませ。

銃身の目くぎ穴は真ん中が欠損しておりますが、上下の目くぎ穴は台木の目くぎ穴と一致しております。
先目当てや元目当てはガタつき等ございません。
銃口から息を吹き込むと火穴からスムーズに空気が抜けていきます。
尾栓も健全でネジ山もしっかりしており、とても
下部には独特なタガネ運びで「真鍛惣巻張 藤岡藤七忠勝作」と銘が切られております。

■台木
台木は深い茶に樫の杢目が美しく映えており、全身に虎目が走る美しい姿です。
目釘穴の飾りは全て丸輪で統一されており、シンプル仕上げられた姿は無骨ですが飽きが来ません

台尻付近には漢字が打刻され、そしてその上から削られたような跡がございます。
当方では確認できませんが壬申刻印か、またはそれと同様な意味合いを持った打刻ではないかと思われます。
経年のわりに
■金物
カラクリは一重ゼンマイの外記カラクリで、特徴的な内部のゼンマイは現在でもしっかりとバネとしての機能を果たしています。
火挟みを上げる際の手応えとカチッと響く音はとても心地良いです。
引き金は非常に凝っており、カラクリ内部の小さなゼンマイを引っ掛ける穴の位置を変える事で、引き金の固さを3段階に調整する事が可能な造りになっております。

金物類は火ばさみを留めるピンと雨覆い、クサビが欠品しておりますが、欠落しやすい火ぶたピンは当時オリジナルの物が付属しております。

実際に時代行列等でご使用いただいてもオススメですが、とても珍しく また火縄銃は、口径9mmが一番的に当たりやすいとも言われており、射的などを行われる方にもお勧めです。
あくまでも古美術品ですので、当火縄銃で事故が起きた際は自己責任でお願いします。

当方が見落としてる部分があるかと思いますが、写真にて商品

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